快成堂

大阪府吹田市「江坂駅」の垂水町にある鍼灸院です。 いろんなことを書きます。

体調の崩れによる予防

新暦では新春なのですが、旧暦では冬の終わりです。

 

昼の時間も少しずつ長くなっていきますが、

 

寒さはむしろこれからが本番ですので体調の崩れをご用心ください。

 

体調の崩れによる予防になるものと食べ物です。

 

はまぐりと玉子のスープ

 

はまぐりの味が出るので、ダシいらずでも結構おいしくなります。固くなるから、貝を煮すぎないように気をつけて下さい。

 

《作り方》

①6人前で、はまぐりのむき身小30粒を水洗いして水気をきり、塩と砂糖それぞれ小さじ1/2杯、しょうがのしぼり汁少々、片栗粉小さじ1杯をふりかけて、下味をつけておきます。

②にんじん4~5cm、しいたけ2~3個、さやえんどう1つまみは、いずれもせん切りにして、固いものからゆでておきます。

③水5カップを火にかけ、塩小さじ1.5~2杯化学調味料で味をつけ、はまぐりを一つずつとって入れます。(汁がにごるから、皿の汁は入れぬこと)

④煮立ったら弱火にして、あくをとり、片栗粉大さじ2杯の水どきで、汁に濃度をつけ、玉子2個をほぐして、流しこみ、軽くかきまぜます。

⑤スープ皿にとり分け、ゆでた野菜を色どりよく散らします。

 

東洋医学的効能

・喘息を収め、咳を止めます。

・利尿してむくみを解消します。

・腫瘤(地域性甲状腺腫など)を軟らかくさせます。

・出来物と痔を治します。

・胸痛、腰痛、婦人の崩中漏下、異常な口渇を治めます。

 

みかんの皮の煎じ汁

 

《材料》(1日3回分)

みかんの皮・・・10g

ハチミツ・・小さじ1

水・・・・・・・600g

 

《作り方》

1 みかんの皮を洗って、カラカラに乾燥させて細かくきざみます。

2 1と水を鍋に入れ、半量になるまで煎じる。

3 煎じ汁の3分の1が1回分。これにハチミツを加え、あたためて飲む。3回分まとめてハチミツを入れる場合は、小さじ1を溶かしておくが、冷めると沈むので、飲むたびにあたためてかきまぜる。

 

*市販のみかんは、皮にワックスがかけてあるおそれがあるので、煎じるのには適しません。

*みかんの香りがするおいしい飲みもので、甘くすれば、子供でも飲めます。

 

《効能》

みかんの皮、種子、根のうち、いちばん薬効があるのは皮です。皮は胃のはたらきを高め、食べもののとどこおりをなくすはたらきにすぐれており、食欲不振の治療薬として昔から活用されてきました。

漢方では、みかんの皮を乾燥させたものを橘皮、この古いものを陳皮といいます。皮は古いものほど薬効があるので、食欲がないときは、この陳皮を煎じた汁を飲みます。また陳皮をすって粉末にしたもの1~2gを毎食前に飲んでもよいでしょう。

 

 

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