喘息
気管支喘息、肺気腫、慢性気管支炎、肺結核などが咳も呼吸困難に当てはまります。
気管支喘息の場合、現代医学では気管支が収縮して気道が狭くなり、息がくるしくなる。
発作さえなければ日常生活に支障はないが、発作が起こると、ぜいぜい、ヒューヒューと鳴って特に
呼気(吐く息)が苦しくなります。
喘息の原因物質としては、多くはアレルギーでハウスダスト(主にイエダニの死骸や便に存在する消
化酵素)、カビ、昆虫、小麦粉、コンニャクなどの生活環境から飛散する物質や、ソバ、カニなどの
食べ物、アスピリンを代表とする痛み止め、解熱薬、かぜ薬などがあります。
東洋医学では、内傷(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの情緒変化)例えばストレスなどによるも
の、外邪による咳、呼吸困難(肺虚)とそれ以外の暴飲暴食、睡眠をとらない、過労などの不節制が
原因により臓腑に悪影響を与え、症状を起こすことになると考えています。
上焦に水が溜まっている場合は、肺の水不足。
中焦に湿邪が溜まっている場合は脾に影響がある。
下焦には腎の水が乾いている。
以上の主訴となる病証を主として診察し、証により治療します。喘息の咳や呼吸困難の診断と治療が
上手くできれば症状が改善されます。