快成堂

大阪府吹田市「江坂駅」の垂水町にある鍼灸院です。 いろんなことを書きます。

発疹

発疹は皮膚にでき、目で見、手でさわることのできる病変で、多くの急性、慢性疾患に現れます。例えば伝染病、感染性疾患によく見られ、また内科疾患、皮膚科疾患にもみられます。

中医学ではこの発疹は、肺や衛気と密接な関係があると考えられています。肺は皮毛に合しており、衛気は体表をめぐっているからです。

 

◆病因病機

 発疹は、主として風・寒・湿・熱の邪が皮膚に留まるか、もともと胃腸に積熱のあるところに、かさねて風邪に感じ、これが皮膚表面に停滞することによって引き起こされます。

また体質や異物との接触とも関係があります。

東洋医学では発疹は主に次の五つの原因から起こります。

①熱さが原因となる発疹

②寒さが原因となる発疹

③飮食不節による発疹

接触による発疹

⑤気血虚損による発疹

発疹になりにくい健康な皮膚を作るためには、まず全身の栄養状態を良くすること、胃腸の調子を整えること、睡眠を十分にとることなどがあげられますが、栄養面に気をつけることは非常に大切です。

 

・わらびのしのだ煮

◆材料(6人前)

わらび…2束(もどしたぜんまいでも)

油揚げ…3枚

八方だし

 材料:だし…1.5カップ

    みりん…大さじ2、

    しょうゆ…大さじ1、

    塩…小さじ1/4

    

    みりんのかわりに砂糖大さじ1でもよい。

    好みにより、分量の割合を加減する。

    

    計 2カップ

 

◆作り方

①わらびの早生の新芽は、木灰をふり、

熱湯をさしてさめるまで落としぶたをしておく。

晩生の軸太のわらびは、灰水を煮立てたなべに入れてゆで、

いずれも3時間くらい水にさらします。

②流水で木灰を洗い流し、清水を入れたバケツにしばらく浸しておく。

③水が変色しなくなるまで、2~3回水を取り替える。

④あく抜きしたわらびを下3cmくらいは固いので切りすてる。

⑤油揚げは三方を切って開き、2枚に切り、熱湯をかけて油抜きし、

水で洗って軽くしぼる。

⑥油揚げを裏表にしておき、6等分したわらびをおいて、

くるくると巻き、さいた竹の皮で3ヶ所ほどゆわく。

⑦八方だしを入れたなべに⑥を並べ、中火にかけて煮ふくめる。

 

*わらびは香気が大切なので煮すぎると失われるので注意する。

わらび:

効能…暴熱(ボウネツ;盛んな高熱)を取去り、

水道を利し(余分な水分を体外に排出する)、

睡眠がとれるようにする。五臓の不足を補って、

気が経絡や筋骨の間に壅(ふさがり)、

毒気を持つのを防ぐ。

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