秋の季節
秋の三ヶ月間を“容平”といいます。
これは、春に芽を出して、夏に成長し、秋は収穫するという、萬物の発展の過程を言っており、秋になると“凡てのものが、
そろってその形態が平らかに容(かたち)づくられる”ことをいっています。
つまり、これまで春夏と外向きで発散の方向に動いていた気が内側に向かって変化し始めます。
例えば、今まで咲いていた花も実を結び、翌年のために生命力を種の中に収める時期で、動物も冬眠の準備をし、
人間の身体にも同じ働きがあります。
この様に、この時期は冬に向けて、大切な気を体の内側に“収”める時期です。
この時期には栄養価が高い旬の物を食べましょう。秋の旬の味覚の代表はさんま。
秋の深まりとともに脂がのって美味しくなります。
さんまの塩焼き
材料
さんま ・・・・4匹
大根 ・・300g
しょうが ・・・30g
すだち ・・・・2個
塩・サラダ・油・醤油 ・・・各少々
① さんまはエラをつまみだし、包丁でなでるようにしてウロコを取る。
手早く洗って水けを取り、二つに切って両面に均一に塩少々をふる。
② 焼き網を熱して薄く油を塗り、さんまの表になる方を下にしてのせ、
中火で、こんがりと焼き色がつくまで3~4分焼く、裏返してやや火を弱め、火が通るまで焼く4分焼く。
③ 大根としょうがをすりおろし、さんまに添えて醤油少々をかけてすだちをあしらう。
効能
さんま
胃の働きを促進。胃腸の虚弱、食欲不振、脳血栓、血液の汚れに効果的です。