『諸病源候論』
・これ游風の皮膚にあるによりて、寒にあえば即ち身体疼痛し、熱にあえば即ち瘙痒す。
・その人虚し、風邪は榮衞に中り、皮膚の間に溢れ、虚と熱は併す、故に偏体に游弈し、状は虫の行るがごときなり。
・邪気は肌に客すれば、すなわち肌肉を虚し、真気を散去せしむ、また寒を被り皮膚に搏し、皮外は発し、腠理は閉じ、毫毛は淫す、邪は衞氣と相搏ち、陽勝れば即ち熱し、陰勝れば即ち寒し、寒なれば即ち表虚し、虚すれば即ち邪気は往来す、故肉痒きなり。およそ痒みの類、熱にあえば即ち痒く、寒にあえば即ち痛し。
現代ではアトピーと言いますが、昔から症状があることがわかる。