腰痛
●日本での「ギックリ腰」、西洋ではドイツ語で「魔女の一撃(Hexenschus:ヘクセンシュウス)」と呼ばれます。
西洋医学での腰痛の見解は椎間板の髄核突出による神経圧迫、神経周囲の癒着、神経の炎症等が診断基準になる傾向があります。
東洋医学では「寒湿(身体が濡れて冷える)による腰痛」、「腎虚(過労など)による腰痛」、「血瘀(外傷による血滞)による腰痛」、「気滞(ストレス)による腰痛」によって起こると考えられており、いずれかの理由で血や気のめぐりが悪くなって腰に痛みが起こることを示しています。
これからは気温も下がり、年末に向かい仕事も忙しくなり疲れもたまってくると思います。
家でもできる予防法は防寒湿処置をしたり、疲れすぎないように気をつけましょう。また、朝晩一回ずつ両手で腰をもむと腰痛を軽減させたり、発作を防止することもできます。
腰痛防止、または腰痛予防は腰部にある腎兪、大腸兪、次髎、志室、足には委中、陽陵泉などのツボにお灸をすえると効果的です。
●健康料理
・炊四鮮(ツァオスシュン)
:四色野菜の炒めもの
《材料》2~3人分
・豚もも肉(薄切り)…100g ・ゆで竹の子…50g
・エビ(むき身) …200g ・植物油…大さじ4
・生しいたけ …4個 ・青ネギ …1本
・生姜 …1かけ ・きゅうり(中)1/2本
・にんじん(中)1/2本
調味料
Ⓐ:塩、酒、コショウ…各少々、片栗粉…大さじ1
Ⓑ:酒…大さじ1、塩…小さじ1、砂糖…小さじ1(かくし味程度)
水…1/3カップ
《作り方》
①豚肉は4cm幅に切り、調味料Ⓐを入れてよくまぜておき、エビは背わたをとり味が絡みやすくなるよう、麺棒でたたいて程よくつぶしておく。
②ゆで竹の子はうす切りにし、しいたけは軸をとり、細切りにする。きゅうりは長いうす切り、にんじんは花形をつけうす切りにする。
③生姜はせん切り、青ネギは1cm長さに切る。
④鍋に大さじ2の油を熱し、生姜、青ネギを入れて炒め、香りがでたら①を入れて炒め肉の色が変わったら取り出します。
⑤鍋に残った油を熱し、強火にして、②を入れて、さっと炒め、④を鍋にもどして、合わせておいた調味料Ⓑを加えてからまぜ、すぐに皿に盛ります。
《効能》
豚とエビは腎を補う作用があります。
これらの野菜はカロチン、ビタミンB、C、鉄分などを多く含み、肉とエビのタンパク質をプラスし、味、色彩、栄養バランスのとれた料理です。また、竹の子、人参には多くの食物繊維があるため、胃腸の蠕動を促進します。
この料理は食欲不振または便秘の方にもお勧めします。