快成堂

大阪府吹田市「江坂駅」の垂水町にある鍼灸院です。 いろんなことを書きます。

冷え症

●冷え症

東洋医学では冷え症の原因と思われるのは、まず貧血など血液が少ないことや、

うっ血による血の巡りの悪さによるもの、体内の水分の停滞によるもの、

身体の全体的な元気がなくなり新陳代謝が低下してなるものなどがあります。

冷え症を治すには、日頃から自律神経の働きをよくし、

血液循環や新陳代謝を活発にするような生活を心がけて体質を

改善するようにしましょう。

そのためには、積極的に身体を動かすことや、バランスのとれた食事、

規則正しい生活をすごすことがよいと思われます。

食事には、根菜類を主に摂るといいでしょう。

根菜類などの地面の中にあるものほど、身体を温めます。

 

●豚肉とゴボウのみそ煮

 ゴボウ・・・・・・・・・2本

 こんにゃく・・・・・・・1枚

 豚肉(こま切れ)・・200g

 ショウガ・・・・・・・・1片

 酢・・・・・・・・・・・適量

 酒・・・・・・・・・・大さじ2

 煮込み用酒・・・・・1/4カップ

 砂糖・・・・・・・・・大さじ3

 赤みそ        大さじ3

《作り方》

①ゴボウはよく洗い、包丁の背で皮をこそげみき、乱切りにして酢水に漬ける。

②こんにやくはひと口大にちぎり、ゆでておく。豚肉は酒をからめておく。

③鍋に水2カップ、ゴボウ、ショウガの薄切りを入れ手、30~40分蓋をして煮る。

④豚肉を加え、アクをていねいに取り、こんにゃくを加える。酒を加え、10分煮て、砂糖、赤みそとそれぞれ10分ほど煮てから順々に調味料を入れ、ゴボウが充分に柔らかくなったら蓋を取り、汁がなくなるまで煮きる。

 

《効用》

・豚肉はビタミンB₁が豊富で炭水化物をエネルギーに変えるために

 欠かせない存在です。内臓を丈夫にし、肌に潤いを与え、

 便秘やせきにいいでしょう。

 豚足は、中国では足腰の強化によいといわれています。

 

・ゴボウは食物繊維をもっとも多く含む野菜です。

 血行を良くして五藏六府の老廃物を除き、身体を温め、

 解熱・発汗・利尿作用があります。

 また体内の毒素を除き、喉の腫れ、痛みを解消します。

 しかし、ゴボウは消化しにくいので、胃腸が強くない方は

 なるべくよく噛んで食べて下さい。

 

・しょうがは寒氣を追い払い、風邪に効果があり、肺の機能を高め、咳を止めます。

 また、胃腸を温め、イチョウの冷えを伴った嘔吐を止め、食物の生臭さを除き、

 毒を溶かします。

 

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大根とにんじん

忙しい仕事や、飲み過ぎ食べ過ぎなどで食欲がない時に、

 

大根、にんじんで胃腸の調子を整えるのが効果的と言われています。

 

大根にはジアスターゼなどの酵素が多く含まれ胃腸の消化や、

 

消炎作用を助けたりします。

 

にんじんには胃腸の働きを活発にして食滞を除き、

 

また、スタミナの強化、貧血予防のも効果的です。

 

 

効果のある料理

大根とにんじんのスープ

大根とにんじんとのきんぴら

大根とにんじんのごまあえ

大根とにんじんの味噌汁

大根とにんじんと魚のあら煮

 

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温かい大根、にんじんスープ

 

 

痒み

寒さがやってきました。

 

肌の乾燥による痒みに悩まされる方が増える時季です。

 

特に疲労して体力低下している方、皮膚が薄く皮膚分泌が少ない子供、

 

などの保湿機能が低下している方は、

 

身体の角質がはがれやすい時期です。

 

外気が乾燥により、バリア機能が普段より低下するため外からの刺激を

 

うけやすくなった肌は敏感になりやすくなります。

 

痒みをやわらげるには、潰瘍や、化膿などの炎症がなければ、入浴はいいと思います。

 

タオルでゴシゴシこすったりするのは控えましょう。

 

栄養のバランスに気を付けて、規則正しくすることが大切です。

 

でも、年末は忘年会などがあるから難しいですね。

 

痒みのやわらげるツボは「肩髃」です。

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肩髃穴 腕を横に水平に挙上した時に凹んだところ。

 

二日酔い

今年も12月も残りわずかになりました。

 

これから年末にかけて忘年会、クリスマスなどの催し物で

 

お酒の飲む席が増えるころです。

 

仲間たちと会話がはずみ、ついついお酒もいつもより飲みすぎて

 

翌朝はひどい二日酔いになったり。

 

そんな失敗をしないように、上手なお酒の付き合い方を

 

押さえておきたいものです。

 

「百薬の長」と言われるお酒ですが、

 

飲み方や量によっては毒になることを

 

肝に銘じて、楽しい宴にしたいです。

 

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隠白 足の母指 二日酔い

 

運気 終之気

2019/11/22~2020/1/20(小雪大寒) 終之気

 

客気の少陽・相火の火気が時令を主り、

 

陽気の作用が旺盛になり、

 

冬ごもりするはずの動物が現われ出て活動し、

 

河川は氷ることができません。

 

地の気は大いに発動し、諸々の草は再び成長し、

 

人々は快適に暮らします。

 

疾病にあっては、温邪による疫病が起こります。

 

必ず鬱屈した気を弱め、生化作用の源となる運気を補い助ければ、

 

太過の邪が傷害を起こす事態を避けることができます。

 

『東洋学術出版社』 より

 

お腹が空いたと感じるが、食べたくない。

 

それは、腎が弱っている。

 

病人が急にバクバク食べるのは、

 

先天の気が切れかかってる。

 

脾と胃の気が完全に切れた状態。

 

こういう人は気を付けましょう。